Excelで列幅や行の高さ、レイアウトが異なる複数のシートを一つにまとめる
表計算のしやすさと、印刷レイアウトの調整のしやすさ、両方を兼ね備えたシートを作ります。
下のように、列幅や行の高さを調整しマス目状にしてセルの結合を多用したいわゆる「Excel方眼紙」と表計算用のシートを一つにまとめます。
完成品はこんな感じです。列幅が異なる二つのレイアウトが1つのシートの中に共存してることが分かるでしょうか。
やり方はいたって簡単です。
まず、印刷用のシート「請求書」と表計算のシート「請求書_明細」の二つのシートを用意します。
それぞれのシートの列幅や行の高さ、セルの結合など、好きなレイアウトにして構いません。
次に、「請求書_明細」シートのセルA3からE15 の範囲を選択しコピーします。
そして、「請求書」シートを選択し、シフトキーを押しながら
[ホーム] - [貼り付け] - [その他の貼り付けオプション] - [リンクされた図] を選びます。
(筆者の環境はExcel2016です。これより古いバージョンでも操作は殆ど同じです)
すると、いわゆる「図のリンク貼り付け」が行われます。
これは、「請求書_明細」シートの選択範囲をリンク付きの図として貼り付ける操作です。
選択範囲の内容が変更されると、「請求書」シート上の図も全く同じように変更されます。
このまま印刷しても問題ありませんが、画面の表示上は、「請求書_明細」シートの枠線がそのまま表示されるので、やや見にくいです。
気になる場合は、「請求書_明細」シートの枠線を表示しない設定にすれば、「請求書」シート上の図にある枠線も表示されなくなります。